前作の「ウルトラマンネクサス」では、シリアスな世界観から視聴率などが振るいませんでした。それとは対照的に原点回帰を目指して放送されたのが、「ウルトラマンマックス」なのです。

テレビでは昭和のシリーズ以来のM78星雲出身のウルトラ戦士で、世界観こそは昭和のシリーズとはつながっていません。

ティガから続くタイプチェンジ能力はなく、派手な変身プロセスが魅力で、装着した変身アイテムは変身後も必殺技を使うためのアイテムとして使われています。

子供だけでなく親子で楽しんでもらおうと、かつて昭和シリーズに出演した俳優がゲスト出演したり、バルタン星人やゼットンなどの「ウルトラマン」「ウルトラセブン」に登場した怪獣も登場したりします。

世界各地に異常災害が発生して怪獣が出現するようになり、それに立ち向かうチームDASHと青年トウマ・カイト、ウルトラマンマックスの活躍を描いた作品です。

災害ボランティアを勤めていたカイトが負傷した隊員に代わり戦闘機に乗り怪獣に立ち向かった際、戦闘機が怪獣の攻撃を受けて操縦不能になります。

そのときに赤く光る玉が飛来してカイトを救うのですが。その正体は地球文明を監視するためにM78星雲からやってきたマックスでした。

カイトと一心同体となって戦い、変身するためのアイテム・マックススパークを与え、いざというときに変身できるようにしました。

ウルトラマンマックスは地球の文明を監視するためにやってきた戦士ですが、後の作品によっては光の国の出身とされたり、M78星雲のどこかからやってきたとされたりしています。

変身アイテムとして金と銀の色彩が施されたマックススパークがカイトに与えられ、マックスの左腕にも装着されており、光線技マクシウムカノンを放つためのアイテムとして使われます。マクシウムカノンは両腕を逆L字型に組み、左腕のマックススパークから7色に光り輝く光線を放ちます。

頭部にはブーメラン・マクシウムソードが角飾りとして取り付けられ、セブンのアイスラッガーのように念力で自由自在に操ることができます。

決め技としてマクシウムソードを使うことがあり、手に持って斬りつけるソードフラッシュ、複数に分裂させられる分身シュートを使います。

番組は全39話制作され、そのうち第13・39話に登場し、マックスを支えたウルトラマンゼノンという戦士も登場します。

マックスがゼットンと戦っているときに現れ、マックスにマックスギャラクシーを授け、最終回ではM78星雲に帰るマックスを迎えにきました。

与えられたマックスギャラクシーは空中から召還して装着し、右腕に装着して使用し、体力の消耗が激しいために毎回は使用できません。

この武器からはギャラクシーカノンという光線を出すことができ、マクシウムカノンが通じない敵に対して使用することがあります。

またギャラクシーソードという光の剣を使うこともでき、マクシウムソード以上の切れ味があり、敵への攻撃や敵の光弾を振り払うことができます。