平成ウルトラマンシリーズ第2弾の作品として、ウルトラマンダイナが登場しました。前作の「ティガ」の続編であり、ティガが活躍した時から7年後の世界が舞台となっています。

世界観を継承しつつ、登場するキャラクターを一新させて、新たな未来に希望を持って戦う姿が描かれています。ストーリーとしては、謎の生命体・スフィアの存在が物語の重要なポイントになっています。

前作はシリアスなドラマ設定になっていましたが、この作品は明るく楽しい娯楽性を持ったものになっています。ウルトラマンのパワフルさや隊員同士の衝突などの演出が特長です。

舞台は2017年の世界、人類が宇宙開発に希望を持っているネオフロンティアの時代を迎えていた時です。謎の生命体・スフィアが火星基地を襲撃したことにより、物語は進んでいきます。

救援を受けて出動したスーパーGUTSのアスカ隊員が乗機を襲撃されピンチになった際、現れた光とアスカが一体化したことにより、ウルトラマンダイナが登場します。

ウルトラマンダイナは人類と地球を救うために現れた、宇宙の光の巨人です。ティガと同じようにタイプチェンジが可能で、アスカと同一の存在であるため、どちらかがけがなどの影響を受けたときは、その影響がどちらにも受け継がれます。

劇場版でティガとともに戦った際に、ティガから光を受け継ぎました。最終回のグランスフィアとの戦いの後にワームホールに飲み込まれて消息不明となっていましたが、後の作品で再登場し、コスモスやゼロとともにウルトラマンサーガに変身して戦ったこともあります。

名前はマイ隊員から「ダイナミック」と「ダイナマイト」の両方から「ダイナ」と名付けられています。リーフラッシャーというアイテムを使って変身し、頭上に掲げたり突き出したりすることで、ダイナに変身することができます。

ダイナのタイプには、フラッシュタイプ・ミラクルタイプ・ストロングタイプの3形態があり、1回の変身につき1度しかタイプチェンジができません。

なので、基本形態のフラッシュからミラクル・ストロングのいずれかができても、ミラクルからストロング(またはその逆)へのチェンジはできませんが、フラッシュに戻ることは可能です。

フラッシュタイプはスピードとパワーのバランスがよく、多彩な光線技で敵と戦ってきた基本形態です。このタイプの必殺技はソルジェント光線で、強敵を倒す際はこの技が使われ、野球や剣道の技を応用して使うこともありました。

ミラクルタイプは体が青と銀の2色で、遠距離の戦いが得意で、超能力を生かして強敵を倒すことができます。このタイプの必殺技にはレボリウムウェーブ・アタックバージョンで、スピードとサイキック能力に優れています。

ストロングタイプは体が赤と銀の2色で、外見はより筋肉質なものになっていて、オーバーな怒りの表情を表すこともありました。このタイプの必殺技にはガイネルトボンバー・シューティングバージョンで、光線技はこの技のみで、格闘技に優れた能力を持っています。