ウルトラマンシリーズは特撮作品がメインだと思われていますが、実はアニメ作品にもシリーズとして扱われているものがあります。

「レオ」と「80」の間に放送され、第3期ウルトラマンシリーズとして放送された、「ザ☆ウルトラマン」という作品です。再びウルトラマンの人気が起こったことや、当時のアニメーションブームのこともあり、日本サンライズの協力によりアニメ作品をつくることになったのです。

この作品の物語は、科学警備隊のヒカリ超一郎隊員がU40からやってきた宇宙人と出会うことにより、地球を脅かす怪獣と戦うことになります。

その宇宙人こそが、このアニメのメインキャラクターであるウルトラマンジョーニアスで、ヒカリと一体化して戦います。途中からジョーニアスの故郷・U40を舞台にすることがあり、複数のウルトラマンが登場するといった演出もあります。

ウルトラマンジョーニアスは、ヒカリがビームフラッシャーを額に当てることで変身する戦士です。カラータイマーはスターシンボルと呼ばれ、緑→黄→赤へと変化してエネルギーの残量を知らせ、赤になってから30秒が活動限界です。

最初は「ウルトラマン」と呼ばれていましたが、彼の本名がわかると「ジョーニアス」と呼ばれるようになります。主な光線技にはプラニウム光線があり、両腕をL字型に組んで右腕に光弾を作って放つ光線技で、必殺技でもあります。

光弾を放つのはAタイプと呼ばれ、両腕をL字型に組んですぐに光線を出す方法はBタイプと呼ばれています。プラニウム光線Aタイプは強化すればロッキングスパークという技になり、両手のこぶしを突き合わせて光球を放つことで、相手に最大限の威力を発揮することができます。

ジョーニアスの故郷・U40の人々(ウルトラ人)は、普段は地球人と同じような姿で古代ギリシャを思わせるような服装をしていますが、ビームフラッシャーでウルトラマンに変身することができます。

U40の人々の中で巨大化できるのはジョーニアスを含めて8人しかおらず、その中でもジョーニアスは最強の戦士といわれています。

U40の戦士にはエレクやロトがおり、そのほか5人の戦士と合わせて戦うことにより、最大の威力を発揮します。ジョーニアスにはアミアという妹がおり、変身はできるものの巨大化はできず、ヒカリに思いを寄せているため、無断で地球に来たこともありました。

ウルトラ人の中には悪いものもいて、中盤から登場するヘラー軍団がそれにあたり、変身能力を棄ててU40に侵攻します。

「ザ☆ウルトラマン」に登場する怪獣は、作品自体がアニメということもあり、ジョーニアスよりも大きい怪獣が多く登場します。

様々な怪獣が登場する中で、身長が数百メートルもある怪獣はよく登場します。例えば、第18話に登場した岩礁怪獣アイランダは全長816mもあり、地元の島民も恐れるほどの迫力がありました。

他にも第21話に登場した暗黒怪獣バゴンは938mもある巨大怪獣で、ジョーニアス相手に巨大な体を生かした攻撃をしてきました。